遺言書とエンディングノートの違いは何なのか。

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遺言書とエンディングノート

エンディングノートって最近よく聞くけど、遺言書とどう違うのかな?

一番の違いは、法的な拘束力があるかどうか、ですね。

終活ツールとして、エンディングノートの活用を検討される方も増えているようです。しかし、エンディングノートを作成される際には、遺言書との違いをしっかり知っておいてください。

遺言書とエンディングノートとの大きな違いは、法的拘束力があるかどうか、です。

遺言書と法的拘束力

遺言書は、民法という法律で定められている、法的な文書です。

そのため、例えば「自宅の土地建物を、長男に相続させる」という内容の遺言書を作成した場合には、これに法的なチカラが生じます。

つまり、たとえば次男が相続発生後に、「納得できない!自宅土地建物は自分が欲しいんだ」と言ってきたところで、長男(又は遺言執行者)はこの遺言書を使って、自宅土地建物を長男に名義変更できるわけです。

エンディングノートと法的拘束力

一方で、エンディングノートには法的な根拠はありません。エンディングノートは、終活にあたって検討すべき事項が、検討しやすいように枠をつくってあるノートに過ぎないのです。

そのため、例えば「自宅不動産は、誰に相続させますか?」といった記入欄に「長男」と書いたところで、法的なチカラが生じるわけではありません。あくまでも、希望を述べただけ、ということです。

ですから、いざ相続が起きた後で、次男が「納得できない!自宅土地建物は自分が欲しいんだ」と言ってきたような場合には、長男が勝手に名義変更をすることはできません。話し合いがまとまらなければ、争いに発展してしまう可能性があるわけです。

エンディングノートの活用法

エンディングノートだけでは、財産を渡せないんだね!

前述のとおり、エンディングノートに書いただけで、書いた内容を実現する義務が誰かに生じるわけではありません。しかし、エンディングノートが無意味なわけではない点も、知っておいてください。

エンディングノートは、遺言書を作成する準備として、財産の洗い出しをしたり、誰に何を渡そうか検討したりしするツールとしては、とても有用なものです。

また、エンディングノートに財産の一覧表を書いておくことで、相続発生後に財産を探す手間が大きく省けますし、財産を見つけてもらえないリスクの予防も可能です。

更には、葬儀の時に連絡してほしい人の一覧であったり、事前に契約している葬儀社、加入している保険、認知症になった際にどうしてほしいかの希望等は、エンディングノートに書いておくことで、いざという時のご家族の判断や手続きがスムーズになります。

法的な効力を持たせたい事項はやはり遺言書をしっかり作成する必要がありますが、エンディングノートにはエンディングノートの利点がありますので、両者の違いを知ったうえで、併用されると良いでしょう。

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