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遺言書で、重要なこととは。
遺言書キットを使って書いたから、私の遺言書は完璧なはずです!
遺言書の書き方について記した本や、遺言書キットのようなものは、数多く出版されています。
では、これらを参考にして書いた遺言書は、完璧だと言えるのでしょうか。
こういったキットを参考にして書かれたのであれば、おそらく形式面は完璧に近いものにできるかと思います。しかし、問題の無い遺言書を作成するには、形式を整えるのみでは、不十分なのです。残念ながら、個人で作成された遺言書で、このあたりの検討まで含めて完璧というものは、ほとんど見たことがありません。
問題の無い遺言書を作成するためには、下記の点やその他の点を含む、様々な観点からの検討が不可欠なのです。
検討すべき事項の例
- 遺留分を侵害していないか。侵害しているとしたら、請求された場合の対応まで検討済か。
- 相続税はかからないか。かかるなら、支払えるくらいの額なのか。
- 遺言書があっても遺産分割協議が必要な内容になっていないか。
- 財産のすべてが網羅できているか。
- 相続税が安くなる制度が使えなくなる内容になっていないか。
- その寄付は、本当に実現できるのか。
- 遺言書を誰が実現するかまで決めてあるか。
- 今後起きうる不測の事態に対応できるか。
- 預貯金の解約や、新たに口座を開設した際に対応できるか。
- 預貯金の金額は今後も変動するが、対応できる内容か。
- 農地法など、他の法令との関係は大丈夫か。
- 譲渡税など、余分な税金がかかる内容になっていないか。
- その遺言を見たときの家族の心情に配慮できているか。
- 遺言書ではできない内容を書いていないか。
等
上記は、あくまでも一例です。ざっと思いつくだけでも、問題ない遺言書を作成するには、これほど多くの観点からの検討が必要だということが、お分かりいただけるのではないでしょうか。
ざっと見ただけでも、考えていなかった内容がたくさんあるなあ・・。
遺言書をちゃんとつくるのって、実は意外と難しいんですよ・・。
検討の足りない遺言書がもたらすリスク
せっかく遺言書を作成し、かつその形式面が完璧であっても、必要な検討が漏れていれば、寧ろその遺言書が元で長期にわたる争いに発展してしまったり、税金など余分な支払に苦慮したりと、相続人を困らせてしまうことにもなりかねません。
また、この問題が発覚するのは、通常、相続が起きてしまってからです。そうなってはもう、取り返しがつきません。
簡単に遺言書が作れるような書籍や遺言書キットのようなものも散見されますが、本当に問題の無い遺言書をつくることは、実は簡単なことではないのです。
取り返しのつかない後悔をしてしまわないためにも、遺言書を作成する際にはぜひ、相続が起きた後の手続きにも詳しい専門家に相談されることを、強くお勧めいたします。
こんな時は、無料相談をご利用ください
弊所では、ご来所いただく場合、初回無料にてご相談をお受けしております。下記のような方は、お気軽に無料相談をお申し込みください。
お身内のご相続が起きた場合
- お身内が亡くなったが、何から手を付けて良いかわからない
- 相続手続きの代行をしてほしい
- 相続人の中に、住所がわからない人がいて困っている
- 相続手続きで、ご自身が何をすべきか知りたい
ご自身の終活をご検討の場合
- スムーズに手続きができる遺言書を作成したい
- 遺言書作成をサポートしてほしい
- 自分にも遺言書が必要か相談したい
- 遺言書を作りたいが、何から手を付けて良いかわからない
※「相続争いが起きている」「納得できない遺言書を無効にしたい」等のご相談は、弁護士法の規定により弁護士以外はお受けできません。お客様の貴重な時間を無駄にしないため、ご予約のお電話の際に、簡単にご相談予定の内容をお聞かせいただき、内容によっては弁護士へのご相談をお勧め致します。弊センターでご対応可能な内容かどうか迷われたら、まずはお問い合わせください。
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