終活で持ち家を手放すメリットデメリット|常滑半田の相続サポート

終活に際い、持ち家を手放そうかと検討する方もいらっしゃることでしょう。この記事では、持ち家を手放すメリットとデメリットをお伝えしますので、ぜひ検討の参考とされてください。

なお、個人的には、持ち家を手放そうかどうしようかと迷っている方は持ち家を手放さないほうが良いと考えています。その理由についても、本文で解説します。

終活で持ち家を手放すメリット

まずは、終活に際して持ち家を手放すメリットについてご紹介します。

より利便性の良い場所に住み替えられる

1つ目のメリットは、持ち家を売却したお金を原資としてより利便性の良い場所へ住み替える選択が取れる点です。

例えば、地方の一戸建てで暮らしていると買い物や通院が不便という場合もあるでしょう。そうした家を売却し、比較的利便性の良い場所の賃貸マンションに住み替えたり、施設へ入所したりすることなどが検討できます。

家の管理から解放される

一戸建ての住宅を持っている場合には、庭木の剪定や老朽化した箇所の修繕などの管理に手間が掛かります。こうした家を売却してマンションなどへ住み替えることにより、家の管理の手間から解放される点もメリットと言えるでしょう。

生前にまとまったお金が手にできる

自宅を売却することで生前にまとまったお金を手にすることができる点もメリットです。

ただし、その後住む家や施設にかかる費用のことを考えると、このお金は大切に活用する必要がある点も忘れないようにしましょう。

住む場所にしばられずに済む

住む場所にしばられずに済む点をメリットに感じる方もいるでしょう。例えば、都会の家を売って、「いつかは海の見える家で暮らしたかった」という夢を叶えるなどです。

相続人にのこされた家の処分の手間をかけずに済む

子供がいない場合や、お子様がいてもすでに別の家を持っている場合などには、ご自身が亡くなったあとその家は空き家になってしまう可能性が高くなります。空き家になった家は、相続人が管理をしたり整理して売却をしたりすることになるでしょう。

空き家になる可能性が高い場合には、終活に当たって売却をしておくことで、相続人に管理や売却の手間を残さずに済むという点もメリットの1つです。

終活で持ち家を手放すデメリット

一方で、持ち家を手放すことにはデメリットも存在します。これらのデメリットは決して小さなものとは言えません。そのため、「売って施設に入るんだ」とか「売って海の見える物件に住み替えるの」といった前向きな目標がある場合や、このような記事を読むまでもなく手放そうと決めているような場合でない限り、持ち家の売却はあまりおすすめできません

余談ですが、不動産屋さんのサイトでは売却をした方が良いと書いているケースが比較的多いでしょう。その理由は・・不動産屋さんが何をお仕事にされているか、想像してみてください。なお、これば別に不動産屋さんが悪いということではありません。ウェブサイトは、そのサイトを作って無料で閲覧できるものである以上、なにがしかの目的はあるのが普通なのです。ちなみに、弊所のサイトは、遺言書をつくってもらう際に依頼をしてもらうことや、相続手続きを依頼してもらうことを目的としています。ウェブサイトで情報を収集する際には、そのサイトが何を目的としているのかに注意して頂き、大事な判断を誤らないようにしていください。

さて、少し話がそれましたが、持ち家を売却するデメリットについて改めて見ていきましょう。

予想より長生きした場合に賃貸住宅の費用がかさむ可能性

持ち家を売却して賃貸住宅に住み替えた場合には、いわゆる「長生きリスク」も考えておく必要があります。

賃貸住宅は住み続けている限り賃料が発生するものです。住み替えの際にはおおよその試算はされるかと思いますが、例えば平均寿命で試算をしていた場合、予想よりも長生きをすると家賃が支払えなくなってしまう可能性があるのです。

この点は、持ち家を売却してしまうデメリットの1つと言えるでしょう。

立ち退きのあと、新しい賃貸物件が見つかりにくい可能性

持ち家を売却して賃貸物件に入居した場合には、建物の老朽化などを理由にいずれ立ち退きを要求される可能性がゼロではないことも知っておいてください。

大家さんの都合で立ち退きが要求される場合には一定の立ち退き料がもらえる可能性もありますが、新しい物件を見つけてもらえるかどうかは交渉次第です。年齢が上がっていると新しい賃貸物件を見つけることも一苦労で、たとえ住む場所は見つかったとしても、家賃が手ごろな希望する物件には入居できない可能性も高まってしまいます。

この点も、持ち家を売却してしまうデメリットです。

ご近所とのお付き合いが希薄になる

持ち家を売却すると、これまでお付き合いのあったご近所の方との人間関係が希薄になってしまう可能性が高まります。

これは人によってはメリットになる場合もありますが、新たな場所で一から人間関係をつくることや親しい人が近くにいないことがストレスになってしまう場合もありますので、この点も十分加味して検討される必要があるでしょう。

子供世代が帰る場所がなくなってしまう可能性

持ち家を売却することは、お子さまにとっては「実家」がなくなってしまうことを意味します。住み替えによって利便性が良くなれば行き来がしやすくなる可能性もありますが、慣れ親しんだ実家ではなくなったことで足が遠のいてしまう可能性もゼロではないでしょう。

この点は、お子さまとも良く相談されて意見を聞いておくことをおすすめします。

こんな方は持ち家を手放す検討もアリ

持ち家を手放すかどうかは、メリットやリスクを知ったうえで、最終的にはご本人が決断するしかありません。なぜなら、最も大切なのはご本人たちの生活であり、価値観も求めるライフスタイルも人それぞれであるためです。

ここでは、持ち家を手放す検討をする余地があるであろうケースをご紹介します。

子供がいない方

お子さまのいない方は、次世代に持ち家を残すことができません。

そのため、生前に持ち家を手放して現金化し、そのお金で早めに施設へ入ったり、利便性の良い場所などご自身の望む場所で老後を過ごしたりすることも検討する余地があるでしょう。

施設への入所を予定している方

お子様がいても特にその家に今後住む予定の方がおらず、かつ施設への入所を検討している場合にも持ち家を手放す検討の余地があるでしょう。

この場合には、その施設で終末を迎えられるのかなど、施設を追い出されてしまう可能性の有無をきちんと確認してから決断をするようにしてください。

また、月々にかかる費用が不足することのないよう、しっかりと試算をしておきましょう。

持ち家がないことに心理的な抵抗のない方

持ち家がないことに心理的な抵抗がないかどうかも非常に大きなポイントだと言えます。

持ち家がないと不安になったり、持ち家があるのが当然だと考えていたりする場合には、無理に持ち家を売却すると、その後ストレスを感じてしまうであろうためです。

遺言書の作成も検討しよう

終活において持ち家の売却を検討する際には、遺言書の作成も検討しておきましょう。例えば、持ち家を生前に慌てて売却をしてしまうのではなく、生前は持ち家を賃貸して賃貸収入を得ることも検討の余地があります。そのうえでで遺言書を作成し、その遺言でご自身亡きあと持ち家を渡す相手を決めておくのです。

持ち家は、「住み続ける」「売却する」という選択肢のほかに、「貸して収入を得て亡くなった時点で誰かに渡す」という選択も取れますので、こちらも検討の候補へ入れられると良いでしょう。

この記事を書いた池邉からひとこと

色々と書きましたが、持ち家を売却するかどうかは結局のところご本人のお気持ちが最も大切です。たとえば、「この施設に入りたい」と希望する施設に入るには持ち家を売却しないと費用が捻出できないのであれば、売却せざるを得ないでしょう。また、「晩年は地域のしがらみのない都会で暮らしたい」と考えているのであれば、その不動産の状態によって売却か賃貸か検討することになります。一方で、多少不便な場所ではあるものの、近所の人と親しく生まれ育った場所を離れたくないということであれば、その不便さと居心地の良さを天秤にかけて検討するわけです。

繰り返しますが、もっとも大切なのはご本人の想いです。メリットデメリットから考えるのではなく、まずは漠然としていても良いのでご自身はどうしたいのかと考えてみて、そのうえでその補強材料としてメリットデメリットを考えて頂いたほうが良いのではないでしょうか。

こんな時は、無料相談をご利用ください

弊所では、ご来所いただく場合や近隣への出張は、初回無料にてご相談をお受けしております。下記のような方は、お気軽に無料相談をお申し込みください。

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  • 相続人の中に、住所がわからない人がいて困っている
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