相続人であれば、預金の名寄帳のようなものは取れるのか。

動画で解説

預貯金に名寄帳はあるのか

父が亡くなったのだけど、一緒に住んでいなかったこともあって、どの銀行に口座があるかわからないの。名寄せのようなものって、取れるのかしら。

残念ながら、預金の名寄せは存在しないんです。

相続が起きた際、亡くなった人がどこの銀行に口座を持っていたのかわからないという場合もあるでしょう。

そんなとき、預金の名寄せのようなものがあれば、とても便利です。

しかし、残念ながら、金融機関をまたいだ名寄せのようなものは、現在(2020年12月時点)では存在しません。存在しない以上、いくら相続人であっても行政書士等の資格者であっても、取得することはできないのです。

銀行口座の調査

そうなのね・・じゃあ、どうやって調べれば良いのかしら。

1つ1つ地道に調べるしかないですね・・。

画期的な方法がお伝え出来ず心苦しいのですが、ここはやはり1つ1つ地道に調べていくしかありません。調べ方の例をいくつか挙げておきますので、参考にされてください。

なお、多くの金融機関で、金融機関内の名寄せは可能です。支店ごとに調べる必要はなく、金融機関ごとに確認すれば良いということです。下記で口座が「ありそうな」金融機関があれば、まずはその金融機関に電話をして状況を伝えます。

相続人からの問い合わせであれば預金の有無程度は口頭で教えてくれることもあれば、書面での手続きを求められる場合もあります。

  • 通帳やキャッシュカードが見つかれば、その金融機関
  • 金融機関からの送付物があれば、その金融機関(満期のお知らせ等個別で来るもののほか、セミナーのご案内等も)
  • 金融機関の名前の入ったカレンダーやボールペン、担当者の名刺などがあれば、その金融機関
  • 被相続人のメモに登場する金融機関
  • 過去の自宅・職場近くに支店のある金融機関
  • 事業をしていれば、内訳書等に記載の金融機関(顧問税理士にも確認)

相続人が調べるのは大変

このように、画期的な方法があるわけではなく、どこに銀行口座があったのか、相続人が調べるのは大変です。

最近ではネットバンクを使う人も増えており、送付物等がない場合には探すのがより困難です。場合によっては見つけてもらえず、手続きが漏れてしまう可能性さえあるでしょう。

相続人に過度な負担をかけてしまわないためにも、せめてどこの金融機関に口座があるのかの一覧表程度は作成しておいて頂きたいと思います。

そのうえで、もう使っていない口座があれば、お元気なうちに解約しておくのも、大切な終活の1つです。

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