遺言書を安く作る方法と、その落とし穴

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遺言書を最も安くつくる方法とは

遺言書を一番安くつくるには、どんな方法が良いのかしら。

短期的な視点で見れば、自筆証書を自分でつくるのが一番安いですね。

遺言書を最も安くつくるには、やはり自筆証書遺言をご自身で(専門家等も活用せず)作成されるのが、短期的に見れば、最も安く済むでしょう。

しかし、ご自身で作成した自筆証書遺言でまったく問題の無いものというのは、私はほとんど見たことがありません。むしろ、中途半端な遺言書を残されてしまい、ご家族が困っているケースが大半であることは、知っておいてほしいと思います。

もちろん、できるだけ安く作りたいというお気持ちは理解できます。しかし、そもそもなぜ遺言書をつくるのかを、ちょっと立ち止まって考えてみてください。

安易に自筆証書遺言をつくるデメリット

そもそも遺言書というのは、作成自体がゴールではありません。例えば「残された人が万が一にももめないようにしたい」とか、「お世話になった人に報いてあげたい」など、遺言書には、もっと先の目的があるはずです。

前述のとおり、ご自身でつくった遺言書で、問題のないものというのは、ほとんど見たことがありません。これは、そもそも押印が漏れているとか、日付の記載がマズいといった要件に関わるものもありますが、それよりは、書き方があいまいであるとか、表現がまずいとか、また、遺言書作成にあたって検討すべきことがまったく検討されていないとか、こういった内容に関わる問題が大半です。

こういった「微妙な」遺言書を残されると、ご家族はとても困ります。最低限の要件は満たしている以上は無下にもできませんし、かといって手続きはスムーズにいかない。その遺言書をできるだけ有効な方向で解釈したい相続人と、できるだけ無効な方向で解釈したい相続人との間で、紛争になってしまうケースもあります。

こうなると、双方が弁護士をたてて、長期にわたって決着をつけることになるわけです。もちろん弁護士費用もかかりますが、それは遺言書を仮に公正証書にした場合にかかった費用とは比になりません

また、費用以上に、家族間に亀裂が入るリスクさえもあるわけです。

もし、目先のことのみで言えば、できるだけ安い方法を選択すればよいでしょう。しかし、短期的に費用面だけを見て自分で自筆証書遺言を作成するという選択をした場合には、将来、大きな落とし穴が待っている可能性を、忘れないで頂きたいと思います。いざ相続が起きてしまってから問題が発覚しても、もう、どうしようもないのです。

相続で困る人を一人でも減らすため、弊所では積極的にブログやYouTubeで情報を開示してはいますが、それでも個別事情まではカバーできません。ふたりとして同じ人生がないように、良い遺言、問題のない遺言をつくるには、その方ごとに、状況に応じて検討していく必要があるためです。

問題のない遺言書をつくるのは、意外と簡単なことではありません。後悔しないように、そして残されたご家族を困らせてしまわないように、やはり費用は掛かるものの、専門家に相談しながら公正証書で作成するなど、確実な方法をご検討頂ければと思います。

こんな時は、無料相談をご利用ください

弊所では、ご来所いただく場合、初回無料にてご相談をお受けしております。下記のような方は、お気軽に無料相談をお申し込みください。

お身内のご相続が起きた場合

  • お身内が亡くなったが、何から手を付けて良いかわからない
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ご自身の終活をご検討の場合

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  • 遺言書作成をサポートしてほしい
  • 自分にも遺言書が必要か相談したい
  • 遺言書を作りたいが、何から手を付けて良いかわからない

※「相続争いが起きている」「納得できない遺言書を無効にしたい」等のご相談は、弁護士法の規定により弁護士以外はお受けできません。お客様の貴重な時間を無駄にしないため、ご予約のお電話の際に、簡単にご相談予定の内容をお聞かせいただき、内容によっては弁護士へのご相談をお勧め致します。弊センターでご対応可能な内容かどうか迷われたら、まずはお問い合わせください

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