遺言書の見直しポイント~多額の現金がある場合、その在りかは誰が知っているか

持ち戻し免除の推定

遺言書は、法的要件だけ満たせば良い?

遺言書をつくるとき、やはり多くの人がまず気にするのは、法的要です。確かに遺言書には形式上の要件も多く存在し、その要件を満たさなければ、せっかくの遺言書が無効になってしまいます。

しかし、法的要件はあくまでも、遺言書が遺言書であるための最低限の要件でしかありません。実際に相続が発生し、スムーズに手続きをするため、また、無用な揉め事を防ぐためには、法的要件を満たすのみでは不十分です。

ここでは、遺言書の見直しのうち、多額の現金の在処に焦点をあて、解説していきます。

相続開始後、見つけてもらえる?

ご相続手続きのサポートをしていると、自宅に多額の現金を持っている人に、度々遭遇します。中には、相続人自身もその存在を知らず、いったん遺産分割協議や相続税申告のための計算が済んでから発見された、というケースもあります。

また、本センターでも度々ご紹介している遺品整理の業者さんからは、「家族からは何もないからすべて処分で良いですよ」と聞いていた、決して裕福には見えない作りの家の屋根裏などから、数千万円の現金が出て来たなどという話も耳にします。ご家族は、まさかそんなにお金があるなど思ってもいないので、びっくりです。

銀行に預金せず自宅に現金を保管する事情は様々でしょうが、仮に自宅に多額の現金を保管するのであれば、せめてご家族の中でも信頼できる人など一部の人には、きちんと伝えておいて頂きたいと思います。

そもそも見つける事さえできなければ、せっかくのお金が宝の持ち腐れです。また、遺品整理の業者などの中には、もちろん違法ですが、ご家族さえも知らないならバレないだろうとこっそり着服してしまうケースもあるようです(弊所でご紹介している先は、信頼できる先なので、もちろんそのようなことはありませんが)。しかし、ご家族が誰もそのお金の存在自体を誰も知らなければ、発覚のしようもありません。

また、見つけた時期によっては相続税の修正申告が必要になったり、せっかくまとまった遺産分割協議のやり直しが生じるなど、家族に煩雑な想いをさせることにもつながりかねません。

現金をご自宅に保管される場合には、ご家族など一部の信頼できる人には、伝えておかれることをお勧めします。

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  • 遺言書を作りたいが、何から手を付けて良いかわからない

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