年110万円までの贈与税の非課税枠は、「渡す人」ごとか「もらう人」ごとか。

110万円の非課税枠の考え方

「贈与税の非課税枠は、年110万円」という話は、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。しかしこれ、「110万円」という金額だけが先行し、「何が」110万円なのかまでは知らない人も少なくありません。

では、この年110万円というのは、誰に与えられた枠なのでしょうか。

110万円は、受贈者の枠

結論をお伝えすると、これは、「贈与を受ける人」にある枠です。

例えば、ある年に父親が長男に対して、110万円を贈与したとします。そして、同じ年に母親も長男に対して110万円の贈与をしたとしましょう。

すると、長男から見ればもらった額は220万円です。110万円以内に収まっていませんので、110万円を超えた金額に対して贈与税がかかります

一方、ある年に父親が長男に対して、110万円を贈与したとします。同じく、その年に長女に対しても年110万円を贈与をしたとしましょう。

長男も長女も、この年にはこれ以外に何らの贈与も受けていないとすると、長男、長女それぞれが年間に受けた贈与が110万円以下ですから、非課税枠におさまり、贈与税はかかりません

年110万円というのは、「あげた側」ではなく「もらった側」の枠です。110万円という金額とあわせて、これも覚えておきましょう。

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