遺言書の見直しポイント~遺書と遺言書を混同していないか

遺言書チェックポイント

遺言書と遺書はまったく別モノ

「遺言書」と「遺書」は、字面が非常に似ています。また、テレビドラマ等でも混同して使われているケースも少なくありません。

そのため、遺言書と遺書を誤解している話も、結構な頻度で耳にします。

「遺言書」は、れっきとした法律文書

「遺書」というと、たとえば病床に臥した人がこれまでの人生を綴ったものや、または自殺をする人が「先立つ不孝をお許しください」などと記載するもの、という印象がある人も多いでしょう。

実際、「遺書」の定義はあいまいで、自身亡きあとに備えて書く文書は、すべて「遺書」と呼んでいいかもしれません。その意味では、「遺言書」も、遺書の一つと言えるでしょう。

一方、遺言書というのはれっきとした法律文書です。民法という法律で形式などもきちんと決められており、実際に相続が起きた後には法務局や銀行などに提出をして、名義変更などの手続きをするための、実用的な書類です。

いくつか用途はありますが、遺言書はおもに「次世代に財産を渡すための書類」と思っておいてください。

遺書と遺言書をごちゃまぜにしない

遺書と遺言書を混同しているためか、ご自身で書いた自筆証書遺言の中には、遺書なのか遺言書なのか判断が難しいものも散見されます。

遺言書の基本は、誰に何かを渡すのかを明確に記載することです。ここが曖昧だと、せっかく文書をのこされても、手続きができません。

そのうえで、想いも残したいのであれば、遺言書の末尾に「付言」として、想いを書いておくことをお勧めします。

「遺言書」は元気なうちにつくるもの

また、「遺書」は一般に亡くなる間際に書く人が多いようですが、遺言書は「万が一」に備えた文書ですから、元気なうちに書いておくものです。

遺言書というと、「まだ元気なのに遺言書なんて」とか、「私、まだ死ぬ予定ないので」とおっしゃる方がいますが、この誤解からくるものでしょう。

遺言書は、生命保険のようなものです。亡くなる間際に生命保険にはいるという話はあまり聞いた事がないでしょう。それと同じで、遺言書も、実は病床に臥してしまってからつくるのは非常に大変ですし、また、認知症等になってしまうと、原則としてもう作成できません。

いざというときに備えて、元気なうちに作っておくことを強くお勧めします。

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なごみ相続サポートセンターでは、実際に手続きをする場面から逆算し、問題のない遺言書をつくるためのサポートを行っています。無理にひとりで作成し、問題を残してしまわないよう、専門家の活用もご検討ください。

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